体液(リンパ液・血液)
体液(リンパ液・血液)
人体の体内にある水分のほとんどは、細胞内液・組織間液・血液中の水分・リンパ液として存在し、こららを合わせて体液と呼んでいる。
体液
・体重の約60%(女性)
・細胞内液45%
・細胞外液15%(組織間液10%・管内細胞体5%)
血液
様々な物質が含まれており、これらの物質の有無を
検査測定することにより、体の情報がわかる
有形成分(血球)= 赤血球・白血球・血小板
赤血球…酸素や炭酸ガスの運搬作用
白血球…食菌作用・抗体産生作用
血小板…血液の凝固作用
液体成分(血漿)
・線維素元(フィブリノーゲン)
・血清
【血液の役割】
運搬作用
酸素・炭酸ガス・栄養素・代謝産物(老廃物)
ホルモンを運ぶ
血液自体の持つ作用や腎臓・肝臓の協力を得て
腎臓・皮膚の協力を得て組織の浸透圧を維持する
筋肉で生じた熱を全身に運んで体温を一定に保つ
生体防御作用
異物が混入したら抗体を作り、免疫反応によって
異物を処理する
白血球の食菌作用によって、細菌や有害物質から
生体を防御する
血小板の凝固作用によって出血を止め、血液の損
失を防ぐ
【ヘモグロビン(血色素)】
血液の質を決定する重要な物質
赤血球に含まれる鉄分を含んだ蛋白質
肺で酸素と結合して、全身に酸素と結合して、全身に酸素
を運搬する。ヘモグロビンが少ない症状が貧血。
不足の原因…栄養素の欠如(鉄分・ビタミンB12・葉緑素)