体脂肪が高くなる原因ー過食の原因①ー

食欲中枢の乱れが、食べ過ぎを招く!!

肥満の最大の原因は食べ過ぎ(過食)と思われます。
食べる量の問題ではなく、身体が必要とするよりも多くエネルギーを取ってしまうことを
言います。

つい、食べ過ぎてしまう、腹八分目なんて、私には無理難題!!

そんな方は食べ過ぎてしまう理由として、食欲中枢の乱れが最大の原因かもしれません。
(様々な仮説があります。)

食欲中枢→摂食中枢+満腹中枢

食欲中枢とは脳の視床下部にある、食欲をコントロールする部位です。
お腹が空いた、お腹がいっぱいという変化は、この食欲中枢の働きです。

食欲中枢は摂食中枢と満腹中枢の2つから成ります。

私たちが食べないでいると、血糖値が下がります。すると体は、体脂肪が分解されてできる
遊離脂肪酸をエネルギー源として使い始めます。

この遊離脂肪酸の血中濃度が高くなるなどの変化が起きると、摂食中枢が反応して『お腹す
いた、食べなさい』
という合図をを出すのです。

食べたい欲求はこの合図の現れです。

そして食べたことによって、血糖値が上がると、今度は満腹中枢が反応して『そろそろ食べる
のをやめなさい』と合図を出します

もう食べたくないと感じます。(他にも、胃の服れや、脂肪細胞からのレプチン分泌など)

大脳皮質の乱れが食欲中枢の乱れをまねきます

食欲中枢は大脳によってもコントロールされています。このため人間の場合、食欲は食欲中枢の
働きによるだけではありません。

大脳は大脳新皮質と大脳旧皮質とに分かれます
食欲という本能は、大脳旧皮質が司っています
一方、知性や意志情緒など高い精神活動は大脳新皮質が司っています
食欲中枢のある脳の、視床下部には、こうした意志や情緒などをつかさどる神経も集まっていま
す。

つまり、食欲と意志、情緒などは同じ場所でコントロールされています!!

大脳新皮質と大脳旧皮質、視床下部の3つは互いに連絡しあい、外部から入ってくる視覚や
味覚、聴覚などの様々な情報を処理しています。

ただ人間では、大脳新皮質が非常に大きく発達しています。

このため、大脳新皮質から習慣や嗜好、経験、価値観外部からの刺激などの情報が伝達され
ると、血糖値に刺激された満腹中枢が『食べるのをやめなさい』といくら合図を出してもこ
の合図は精神的欲求に抑え込まれ、取って代わられてしまいます。

このため人間が食べ物を食べるのは『お腹が空いたから』という本能的な欲求だけではなく
『見た目が美味しそうだから』『好物だから』『目の前にあるから』『珍しいから』『めっ
たに食べれないから』といった精神的欲求によることも多いのです。

このように、情報が入ることで食欲中枢の乱れる要因となりえます

コンビニやコマーシャル、ネットでの情報、私たちは常に、大脳新皮質が刺激されているとい
うことを意識しておきたいですね。エセ食欲と私は読んでいます(笑)

 

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