体脂肪率が高くなる原因ー摂食パターンの異常①ー
早食いや食事を抜くことが体脂肪を増やします
食べ方の悪いクセが体脂肪を増やします
”摂食パターン異常”とは太りやすい食べグセのことです。
摂取エネルギーは同じでも、食べ方に悪いクセがあると体脂肪が増えてしまいます。
そんな食べ方のクセとして、早食いやまとめ食い、食事を抜く、ながら食い、夜食などです。
早食いをすると満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまいます
短時間に、セカセカ、ガツガツと早食いをすると、食べる量が多くなる傾向があります。
満腹中枢が血糖値の上昇などに反応して『もうお腹がいっぱい』という信号を出すのに
かかる時間は20〜30分です。
早食いをすると満腹中枢が反応する前に、どんどん食べ物が胃に送り込まれて、満腹の
合図が出る頃にはもう、食べ過ぎてしまってます。
食事を抜くことが、かえって体脂肪を増やします
食事を抜くことが手っ取り早い、と考えてる方も多いしと思います。
けれどこれは太りやすい体とリバウンドを引き起こします。
食事をとらない時間が多くなると『次はいつ食べ物(栄養)が入ってくるかわからない』
という体の防衛本能から胃や腸からの吸収が高まります
さらに食事を抜いた後の食事はインスリンの量が通常より多くなり、食べたものをどんどん
中性脂肪に変えて体に蓄えていきます。
早食いとレプチン
脂肪細胞から分泌されるレプチンは、太っている人ほど大量に分泌され、次第にレプチンに対する満腹中枢の感受性が鈍くなり満腹感がなくなります
食事の回数が少ない人ほど肥満度が高い
1にちの食事回数との関係を調べたある調査によると、食事の回数が少ない人ほ
ど、肥満度が高いという結果が出ています
食事を抜く人は皮下脂肪が高い
厚生省の国民栄養調査の『欠食の有無と皮下脂肪厚』の報告によると、1日の食事で『欠食あり』の人は『欠食なし』の人より男女共に皮下脂肪が熱くなっていたという結果が出ています